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┌─────────────────────────────────────────┐
│日程第3
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報│
│ 告第5号までの
一括上程、
提案理由の
説明 │
└─────────────────────────────────────────┘
5:
◯議長(
松尾徳晴君)
日程第3、
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報告第5号までを
一括議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
井上市長。
6:
◯市長(
井上澄和君)〔登壇〕 新緑の候、本日ここに、
令和2年第1回
春日市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員の
皆様におかれましては、御多用の中、御参集いただき、厚くお礼を申し上げます。
さて、世界中に
感染が拡大しました
新型コロナウイルス感染症につきましては、
本市においても5月1日現在、累計で22人の
感染者が確認されております。国内の
感染者数は1万4,000人を超え、残念ながら御高齢の方を中心に
死亡者の数も増えております。この
感染症によりお亡くなりになられた方々に対し、衷心より御冥福をお祈りいたしますとともに、患者及びその御家族の
皆様に心からお見舞いを申し上げます。
御承知のとおり、我が国においては4月7日に
緊急事態宣言が発せられ、福岡県では
県知事から県民に対する外出の
自粛要請や
事業者に対する休業などの
協力要請がなされました。
本市におきましては、去る2月3日に設置した
新型コロナウイルス感染症対策本部を4月8日に
特別措置法に基づく
市町村対策本部に格上げし、
公共施設の休館や
小中学校の
休校の
期間延長などの
対策を実施するとともに、
市報かすが号外や
緊急広報の発行など、様々な手段を尽くして、
市民の
皆様に対し、
県知事の要請への協力や
感染拡大防止策の徹底を呼びかけてきたところです。
このような状況の中、自らの
感染の恐れがありながら、検査、治療、看護などの対応に当たっておられる
医療関係者の
皆様、
国民生活を維持するため、
事業の継続に御尽力いただいている
事業従事者の
皆様、大変に厳しい
経営環境の中で、
感染拡大防止のため休業や営業時間の短縮などに取り組んでいただいている
事業者の
皆様、そして外出の
自粛要請などに御協力をいただいている全ての
市民の
皆様に、市長として深く感謝を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、いまだ有効なワクチンや確定した
治療薬がなく、現時点で
感染拡大防止のために取り得る手段は、人と人との接触の機会を減らしていくことに尽きます。
緊急事態宣言から3週間が経過して、県内の
感染者数の
増加傾向には一定の歯止めがかかり、
外出自粛などの効果が現れているように見えますが、ここで気を緩めてしまえば、再び
感染が拡大していく
事態になりかねません。この
大型連休において、
市民の
皆様には、いま一度気を引き締めて、できるだけ御自宅でお過ごしいただき、買物や散歩などのために外出される場合も、
密閉空間、
密集場所、
密接場面といういわゆる三つの密を避けていただくよう、切にお願いをするものでございます。
この
新型コロナウイルス感染症対策として、
国民1人
当たり10万円の一律
給付となる
特別定額給付金等を盛り込んだ国の
補正予算が4月30日に成立しました。
本市としては、可能な限り迅速にこれを実施に移していくため、
関連経費を盛り込んだ
補正予算を編成し、市独自の
緊急支援策に必要な経費を加えて、本議会に
一般会計補正予算(案)を提案いたしたところでございます。
特に、
感染拡大を受けて
事業収入が大きく落ち込んでいる
中小企業や
個人事業者の
皆様への
支援については、国と県により
支援のベースが構築されたことを受け、
本市の
地域特性を踏まえて、追加的な
支援策を実施するものであります。
これに加えて、
感染による
重症化リスクが高いとされている
高齢者の方々への
介護サービスを続けていただいている
事業者の
皆様に対する
特別支援金や
児童扶養手当の
受給世帯への
支援給付金などを
予算化いたしております。
また、
本市においても、3月3日から
小中学校の
休校が継続し、
子どもたちが家庭での
学習を余儀なくされています。今後の状況によっては、さらに
休校期間の延長や断続的な
休校などの
事態が考えられますので、
子どもたちの学びの遅れに対する
不安感の解消につなげるため、
図書カードを全ての小中学生に配布するとともに、インターネットを活用して家庭での
学習を
支援する
オンライン学習を積極的に推進いたします。
市内各学校では、
先生方の努力により、この
休校の期間を無駄にすることなく、
学校現場が
創意工夫を凝らして様々な取組を進めていただいておりますので、市としても積極的にこれを後押ししてまいります。この
オンライン学習の取組は、
新型コロナウイルスの
感染が収まった後においても様々な形での
家庭学習支援につなげていくことを想定したものであり、今回の
休校の機会を前向きに生かしていくための
対策と考えています。
本市におきましては、今回の
補正予算の成立後、速やかに
特別定額給付金の
給付や市独自の
緊急支援策を実施に移していくとともに、引き続き国・県などと協力し、
感染拡大の
防止と様々な影響を受けている
皆様への
支援や情報の提供などに努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて、本議会に提案いたしております
議案は、
条例案件1件、
予算案件2件、
報告案件5件であります。
まず、
臨時会第1
号議案「
春日市
国民健康保険条例の一部を
改正する
条例の
制定について」であります。
本案は、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大の
防止を目的として、
給与等の支払いを受けている被
保険者が休暇を取得しやすい
環境を整備するため、
当該感染症に
感染した被
保険者等に対する
傷病手当金の支給に関し、必要な事項を定めるものであります。
次に、
臨時会第2
号議案「
令和2
年度春日市
一般会計補正予算(第2号)について」であります。
補正の主な
内容でございますが、
歳出予算といたしましては、
特別定額給付金給付事業費114億7,175万5,000円、
高齢者施設等従事者特別支援金支給事業費2,504万4,000円、
子育て世帯臨時特別給付金給付事業費1億8,835万9,000円、
児童扶養手当世帯支援給付事業費928万8,000円、
中小企業等支援給付事業費2億3,917万円、
家庭学習特別支援事業費2,885万7,000円、
小学校管理費(
事務局分)6,990万7,000円、
中学校管理費(
事務局分)4,359万2,000円を増額するものであります。
これが、
歳入予算といたしましては、
子育て世帯への
臨時特別給付金給付事業費国庫補助金1億8,200万円、
特別定額給付金給付事業費国庫補助金114億円、
特別定額給付金給付事務費国庫補助金7,175万5,000円、
財政調整基金繰入金4億2,000万円を増額するものであります。
このため、
歳入歳出予算の
総額は、120億9,904万1,000円を増額し、469億8,372万6,000円に
補正するものであります。
次に、
臨時会第3
号議案「
令和2
年度春日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について」であります。
補正の
内容でございますが、
歳出予算といたしましては、
傷病手当金385万6,000円を増額するものであります。
これが、
歳入予算といたしましては、
特別調整交付金分(
市町村分)385万6,000円を増額するものであります。
このため、
歳入歳出予算の
総額は、385万6,000円を増額し、98億3,956万8,000円に
補正するものであります。
次に、
臨時会報告第1号から
臨時会報告第5号までの
専決処分についてであります。
これら五つの
報告につきましては、それぞれの事案に関し、
市議会を招集する時間
的余裕がなかったため、
地方自治法第179条第1項の
規定により
専決処分しましたので、同条第3項の
規定により、これを
市議会に
報告し、その承認を求めるものであります。
臨時会報告第1号「
春日市
税条例等の一部を
改正する
条例の
制定について」の
内容といたしましては、
地方税法の一部
改正等に伴い、
登記簿上の
所有者が死亡している
固定資産に係る現
所有者の申告、
固定資産税に係る
地域決定型地方税制特例措置等に関し、所要の
規定の整備を図るものであります。
臨時会報告第2号「
春日市
都市計画税条例の一部を
改正する
条例の
制定について」の
内容といたしましては、
地方税法の一部
改正に伴い、
地域決定型地方税制特例措置に関し、所要の
規定の整備を図るものであります。
臨時会報告第3号「
春日市
国民健康保険税条例の一部を
改正する
条例の
制定について」の
内容といたしましては、
地方税法施行令の一部
改正に伴い、
国民健康保険税の
課税限度額の改定及び軽減の拡充に関し、所要の
規定の整備を図るものであります。
臨時会報告第4号「
春日市
介護保険条例の一部を
改正する
条例の
制定について」の
内容といたしましては、
介護保険法施行令の一部
改正に伴い、公費による
介護保険料の軽減の強化に関し、所要の
規定の整備を図るものであります。
臨時会報告第5号「
令和元
年度春日市
一般会計補正予算(第11号)について」の
内容といたしましては、
令和元
年度春日市
一般会計予算につきまして、財源、
事務事業等に異動を生じたことに伴い、
予算を
補正するものであります。
補正の
内容でございますが、
歳出予算といたしましては、
岡本保育所費15万9,000円、
春日原
保育所費20万2,000円、
私立若竹保育園費33万7,000円、
私立春日中央保育園費49万4,000円、
私立あいあい保育園費9万8,000円、
私立まみぃ保育園費14万7,000円、
私立春日やよい
保育園費50万円、
私立春日どろんこ保育園費50万円、
公私連携型保育所春日白水保育園費50万円、
公私連携型保育所大和保育所費36万円、
都市計画総務事務費53万9,000円、
予備費41万2,000円を増額するものであります。
これが、
歳入予算といたしましては、
保育環境改善等事業費国庫補助金424万8,000円を増額するものであります。
このため、
歳入歳出予算の
総額は、424万8,000円を増額し、353億5,266万4,000円に
補正するものであります。
また、
繰越明許費といたしまして、
岡本保育所費4万1,000円、
春日原
保育所費5万円、
私立若竹保育園費8万2,000円、
私立あいあい保育園費2万7,000円を追加するものであります。
また、
債務負担行為といたしまして、
原状回復等請求事件に係る
訴訟事務委託料として、期間、事件が完結する年度まで、
限度額、
訴訟事務委任契約により決定した額を設定するものであります。
以上、提案いたしました案件は市政運営上緊要なものでありますので、慎重に御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。
7:
◯議長(
松尾徳晴君) 以上で、
提案理由の
説明を終わります。
ここで暫時
休憩いたします。
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休憩 午前10時19分
再開 午後1時27分
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┌─────────────────────────────────────────┐
│日程第4
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報│
│ 告第5号までに対する
一括質疑 │
└─────────────────────────────────────────┘
8:
◯議長(
松尾徳晴君)
休憩前に引き続き
会議を再開いたします。
日程第4、
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報告第5号までを
一括議題とし、これより
質疑に入ります。
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報告第5号までに対して、
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9:
◯議長(
松尾徳晴君)
質疑なしと認めます。
これをもって
質疑を終結いたします。
──── ─ ──── ─ ────
┌─────────────────────────────────────────┐
│日程第5
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報│
│ 告第5号までの
委員会付託 │
└─────────────────────────────────────────┘
10:
◯議長(
松尾徳晴君)
日程第5、
臨時会第1
号議案から
臨時会第3
号議案まで及び
臨時会報告第1号から
臨時会報告第5号までの
委員会付託についてを
議題といたします。
議案の
委員会付託につきましては、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおりに所管の
委員会に
付託いたしたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
11:
◯議長(
松尾徳晴君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案の
委員会付託につきましては、お手元の
議案付託表のとおりに所管の
委員会に
付託することに決定いたしました。
議案審査のため、ここで暫時
休憩いたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後1時29分
再開 午後4時50分
──── ─ ──── ─ ────
┌─────────┐
│会議時間延長の
宣言│
└─────────┘
12:
◯議長(
松尾徳晴君)
休憩前に引き続き
会議を再開します。
議事の都合により、
春日市議会会議規則第9条に
規定する
会議時間について、同条第2項の
規定に基づき、本日の
会議時間を延長いたします。
ここで暫時
休憩いたします。
──── ─ ──── ─ ────
休憩 午後4時50分
再開 午後7時34分
──── ─ ──── ─ ────
┌───────────────────────────┐
│日程第6
総務文教委員会審査結果
報告、
質疑、
討論、
採決│
└───────────────────────────┘
13:
◯議長(
松尾徳晴君)
休憩前に引き続き
会議を再開いたします。
日程第6、
臨時会第2
号議案及び
臨時会報告第5号を
議題といたします。
総務文教委員会の
審査結果の
報告を求めます。
総務文教委員長、
高橋裕子議員。
14:
◯総務文教委員長(
高橋裕子君)〔登壇〕
総務文教委員会委員長の
高橋裕子です。
本
臨時会において
付託を受けております
議案2件について、
審査結果の
報告をいたします。
初めに、
臨時会第2
号議案「
令和2
年度春日市
一般会計補正予算(第2号)について」であります。
本案は、
国民1人
当たり一律10万円を支給するなど、
新型コロナウイルス感染症緊急対策のため、
歳入歳出予算の
総額を120億9,904万1,000円増額し、469億8,372万6,000円に
補正するものであります。
審査の過程で、時間
外勤務手当の増額について
質疑が出され、
執行部から、最初の1か月で早急に
給付を行うため増額したものであるとの
説明がなされました。
また、
小中学校の
児童生徒の
家庭学習支援については、ICTの
専門家の意見を参考にして統一的に取り組む必要はないか、将来を見据えた
オンライン学習の拡充が必要ではないかとの
質疑が出され、
執行部から、今はできるところから進めている。先行して取り組んでいる学校のノウハウを他校に広げながら進めている。そのことにより各校の取組が平準化していくものと考えている。今回の取組は、例えば、今後の不
登校児童生徒への
支援にも生かせるものと考えているとの
説明がなされました。
また、
中小企業等応援金について、全ての
事業者に
給付すべきではないかとの
質疑が出され、
執行部から、商工会とも協議したが、売上げが急激に下がっている
事業者に対して、手厚く
支援することとしたと
説明がなされました。
また、
雇用維持等奨励金について、制度をきちんと周知すべきではないかとの
質疑が出され、
執行部から、
ウェブサイトや
チラシ等で
周知徹底を図りたいとの
説明がなされました。
また、
高齢者施設等従事者特別支援金の目的について
質疑が出され、
執行部から、
高齢者施設は
感染症リスクが高く、厳しいマニュアルに従って予防し、
サービスを提供している。それに応えるため、早急に支給することとしたとの
説明がなされました。